自作自由詩 SeKKa-PoeTry

自作の自由詩かいてます

時が巡れば……

私に水が必要なように、彼女にも水が必要なの

でも彼女は歩けない

毎日天を仰ぎ、降る水を待ち望み口を開ける

あんまり待ちすぎて、カラカラに枯れ果てるときもある

でも時が巡れば、また彼女が芽吹く


私に水が必要なように、彼女にも水が必要なの

彼女は歩けないから、私が水をあげるの

降る水を待ち望む身体に水をたくさんあげるの

私はいいことをしてるの

だけどね

どうしてか彼女は枯れてしまったの

水をたくさんあげたのにな

でも時が巡れば、また彼女は芽吹くよね?