自作自由詩 SeKKa-PoeTry

自作の自由詩かいてます

さよなら

君がいなくなっても続く日常は

何も変わらないからこそ残酷で

当たり前に見ていた姿も

当たり前に聞いていた声も

いなくなってはじめて

明確な形のなかったことを知る


君が私の中に融けてしまったのなら

いつでも取り出し声を聞き

君のアドバイスに耳を傾けられるのに

君はどこか遠くへ

遠くへ行ってしまった


私は変わらず毎日を送り

変わらず時間を消費している

君がいたことが夢のよう

君がいなくなっても続く日常は

何も変わらなさすぎて

君といたことのほうが間違いのようで