君の頭の中が理解できたら

色んなことがたやすいはずなのに

わからないことを前提に

わかろうとすることが愛みたいに

答えもヒントもくれないままに

いつ問題が出たのかさえわからないのに

いきなり君は不正解を叩きつける

ただの数字や

ただのアルファベットの羅列が

誰かにとっては限りなく貴重で

誰かにとってはとめどない恐怖で

そんな難解な数式のように

君の言葉は出来ているのかもしれない

君の頭の中が理解できたら

僕の頭の中を見せられたら

色んなことがたやすいはずなのに……