自作自由詩 SeKKa-PoeTry

自作の自由詩かいてます

どうして?

どうしてかわいそうなんて言葉をかけるの? 

魂は四次元のもので

あの人は同じ時代に生まれ変わって

今この瞬間、同じ時間を、どこかで

同じくらいの歳で笑っているかもしれない


この世界で生きていることが

あちらでは死んでいることかもしれない

此岸と彼岸とを行き来して

そのどちらの世界でも

同じように生き、笑っているのかもしれない


真実を語る人は誰もいないのだ

自らの心の癒やされる答えを求めて

ヒロイズムやエゴイズムに溺れて

この痛みを消さないことが愛のように

覚え続けることが愛のように思ってしまう


それならばいっそ

永遠に会えない数多の学友と同じに

でもどこかで生きて、笑っていると

見えない世界に思いを馳せて

まるでお芝居のように葬式を終えよう



PS

ちょっと悲しい詩かもです

身近な人が亡くなると、どこか別の世界で生きているのでは、と思うのです

きっと、楽しくしているのでは?と

泣いていると、あの世(新しい世界)までの灯火が涙で消えてしまう、なんてことを、どこか信じてもいるので、できるだけその方が楽しくしている様を想像してしまうのです

その方が辛いと感じてたことが、全て解消された世界で、楽しいことはそのままな世界で